製品への取り組み
昭和の時代の終焉を経た我が国の経済は平成に入って徐々に成長に陰りを見せてきましたが土地神話の崩壊によって=バブル崩壊=担保として金融を下支えしていた資産の評価が著しく低下したため金融界に大きなダメージを与えたことは、国民がそれぞれ感じさせられている実情でありましょう。
そうした世情の中で、今まで利潤追求至上主義を貫いてきた企業に、環境の保全と言う新たに考えなければならないコストが突き付られることとなり、環境汚染の原因となる消費の形態(ゴミの発生)にも、そのメスが入れられております。
環境の汚染により被害者となる地域住民が近代生活を営むことで、ゴミを発生させて環境汚染の原因を作るという矛盾の中で、行政の施策も限界を迎えようとしています。首都圏はもとより郊外においても放置ゴミ、産業廃棄物、不法投棄と言う現象が後を絶たず、問題化している事は各方面で話題になっている現在です
業者が中途半端な未処理のままのゴミを積み上げている光景をよく見ます。この廃棄物の中には処理し難い物質が出るところから手のつけにくい産業廃棄物処理の現場と言えましょう。
視野をもう少し狭い所に当てて見ます。
製造業におけるゴミ、家庭、各事業などから出るゴミといろんな分野のゴミ処理は大変なコストと労力を必要とされています。
行政でまかなうゴミは後にして各企業に視点を当てて見ます。有価物になりにくい廃プラ全般な物は廃棄にコストもかかれば、その末端処理はリサイクルにもしにくい類のものであることは、厄介ものと言えるでしょう。